森のこよみの手引き

森のこよみや、おたよりの「今日の背景」に出てくる暦の言葉を集めました。
暦の事実を短く説明し、森ではどんな言葉にしているかを添えています。

1

暦の日

天赦日

ひとことで

天がすべてをゆるすといわれる、年に数日だけの大吉日

意味

天がすべてをゆるすとされる、年に数日だけの特別な日です。新しい仕事や学び、財布の使い始め、契約や引越し、結婚など、新たな門出の日として選ばれてきました。

森の翻訳

今日は、何かをはじめるのにやさしい日かもしれません。

今日の一歩(日ごとにめぐります)

  • 始めてみたかったことを、今日ひとつ始めよう。小さなことでも、大きな節目でも、あなたが選んだ一歩で大丈夫です。
  • 途中で止まっていた学びや手続き、作りかけのものを、今日もう一度開いてみよう。やり直す一歩にも、森は新しい光を灯します。
  • 今日の自分へ、「ここからで大丈夫」とひとこと声をかけよう。自分をゆるす小さな光も、森はそっと受け取ります。
  • 気になっていた学びや場所へ、申し込みや予約をひとつしてみよう。あなたが扉をノックした音を、森もそっと聞いています。
  • 結婚、住まい、仕事など、これからの暮らしについて、パートナーや大切な人と話してみよう。ひとりで考えるなら、「これからどう暮らしたい?」と自分の心に聞いてみて——新しい道は、言葉にするところから始まります。

一粒万倍日

ひとことで

ひと粒の籾が万倍に実るとされる吉日

意味

一粒の種が、やがて万倍の実りを連れてくるとされる日です。新しい始まりに向く一方、借り入れや争いの種も大きくなるといわれています。

森の翻訳

小さな一歩が、未来の大きな実りにつながるかもしれません。

今日の一歩(日ごとにめぐります)

  • 新しい学び、お財布の使い始め、お祝いの準備——前から始めたかったことを、今日はひとつ始めよう。あなたが今日まいた小さな種を、森もそっと見守っています。
  • いつも支えてくれる人へ、「ありがとう」をひとつ届けよう。やさしい言葉の種が、森の風に乗って広がっていきます。
  • 叶えたいことのために、少しだけ貯金をしてみよう。今日分けた小さなお金が、いつかの願いを育てる種になります。
  • スマホや本で、気になっていたことをひとつ調べてみよう。そこで出会った言葉を、今日の小さな道しるべに。
  • 今日思いついたことを、スマホかノートに一行だけ残そう。小さなひらめきに、芽を出す場所をつくってあげよう。
  • しばらく話していない人へ、「元気?」と短いメッセージを送ってみよう。小さな声かけから、やさしいつながりが育ちます。
  • 散歩や軽い運動、学び、片づけ——続けたいことを、明日の予定にひとつ入れよう。小さな約束に、育つ時間を渡してあげよう。
  • ペンや靴、眼鏡など、毎日使うものをひとつ手入れしよう。大切にする小さな時間が、これからの実りにつながります。
  • 道や部屋で目についた小さなごみを、ひとつ拾って捨てよう。今日きれいになった場所から、やさしい景色が少しずつ広がります。
  • 行ってみたい場所、始めたい仕事、会いたい人——叶えたいことをひとつ、声に出してみよう。あなたの声で生まれた願いを、森がそっと受け取ります。

寅の日

ひとことで

千里を往って還る虎にちなむ、旅とお金の吉日

意味

虎が千里を行って千里を帰るという言い伝えから、旅立ちや、お金が巡って戻ることに縁のある日です。

森の翻訳

行って帰ってくる——そんな一日にしてみても。

今日の一歩(日ごとにめぐります)

  • お財布の中から、役目を終えたレシートを取り出そう。戻ってくるものを迎える、小さな空間をつくっておこう。
  • 期限の過ぎたクーポンや、もう使わないカードを一枚取り出そう。お財布の中にも、やさしい風が通ります。
  • お札の向きを、そっとそろえよう。今日使うお金に「いってらっしゃい」と言える支度を。
  • 小銭入れにたまった細かなごみを、ひとつ取り除こう。小さなところまで整うと、気持ちも少し軽くなります。
  • お財布の表面を、やわらかな布でひと拭きしよう。毎日そばにいるものへ、ありがとうを渡す時間です。
  • スマホに残っている、もういらないスクリーンショットを一枚消そう。小さな空き地がひとつ生まれます。
  • 開いたままのブラウザのタブを一つ閉じよう。歩き終えた道に、そっと区切りをつけよう。
  • もう使っていないアプリを一つ、ホーム画面から外そう。よく使うものへ、道をあけてあげよう。
  • 決済アプリやカードの利用履歴を、一件だけ見てみよう。お金がどこへ旅したのか、静かに振り返る時間です。
  • 写真の中から大切な一枚に、お気に入りの印をつけよう。いつでも帰れる場所に、小さな目印を。

巳の日

ひとことで

白蛇(弁財天の使い)にちなむ、金運の吉日

意味

白蛇が弁財天の使いとされることから、お金や実り、豊かさに縁のある日です。

森の翻訳

静かに実りを待つ日。

今日の一歩(日ごとにめぐります)

  • お財布や決済アプリを開いて、最近「使ってよかった」と思う支払いをひとつ見つけよう。その先にあった喜びも、あなたが受け取った小さな実りです。
  • お給料、おこづかい、贈りもの——最近受け取ったものをひとつ思い出して、「ありがとう」と声に出そう。受け取る喜びに気づいたとき、豊かさの光がそっと灯ります。
  • 自分に「今日は何が食べたい?」と聞いて、見つけた好きなものをゆっくり味わおう。自分の喜びを選ぶことも、豊かさを受け取る一歩です。
  • 好きな音楽を一曲、最初から最後までゆっくり聴いてみよう。その一曲ぶんの時間ごと、自分への小さな贈りものとして受け取って。
  • 今日「きれいだな」と思ったものを、一枚だけ写真に残そう。写真にできない景色なら、心の目にそっと焼き付けて——その美しさに気づけたことも、あなたの中にある豊かさです。
  • 契約しているサブスクをひとつ開き、最近使っているか、料金に納得しているかを確かめよう。今の自分に合わないものを手放すことも、豊かさを守る一歩です。
  • まだ使えるけれど、もう使っていないものをひとつ、売ったり譲ったりして、次の持ち主へ送り出そう。あなたのもとで役目を終えたものが、次の場所でまた光ります。
  • 目を閉じて、心の中に好きな色や形をひとつ描いてみよう。ノートに残しても、心の中だけでも——自分から生まれた景色も、豊かさのひとつです。
  • 気に入っているお店や作品へ、短い感想をひとつ届けよう。受け取った喜びを言葉で返すことも、豊かさの巡りです。
  • 今日、自分を支えてくれたものを三つ探してみよう。今日を一緒に過ごした身体、飲めた水、休める場所、届いた言葉——いつもの中にも、小さな豊かさは息づいています。

不成就日

意味

昔ながらの暦では、新しいことを始めるのを急がず、見直しや準備に時間を使う日とされています。何をしてもうまくいかない日、という意味ではありません。

吉日が重なった日

天がすべてをゆるす日と、一粒の種が万倍に育つ日が重なる、特別な日です。

重なった日の一歩

  • 天赦日+一粒万倍日 申し込む、使い始める、誰かに伝える——前から始めたかったことを、今日はひとつ始めよう。あなたがまいた種を、森もそっと見守っています。
  • 一粒万倍日+寅の日 いつか行ってみたい場所をひとつ、地図で開いてみよう。今日見つけた行き先が、未来の『いってきます』と『ただいま』を育てる小さな種になります。
  • 一粒万倍日+巳の日 知っていることや、やってみてよかったことを、誰かにひとつ伝えてみよう。あなたの中で育った実りが、誰かの小さな種になります。
  • 天赦日+寅の日 行ってみたい場所への切符や宿を、ひとつ予約してみよう。新しい旅の扉をひらく一歩を、森もそっと見守っています。
  • 天赦日+一粒万倍日+寅の日 長く心にしまっていた計画をひとつ、今日から動かしてみよう。申し込む、予約する、使い始める——その一歩が、これからの旅を育てる特別な種になります。

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2

土用

土用

ひとことで

次の季節へ移る前の、約18日間

意味

立春・立夏・立秋・立冬のそれぞれ前、約18日間を土用と呼びます。春の土用は立夏の前、夏の土用は立秋の前、秋の土用は立冬の前、冬の土用は立春の前です。

森の翻訳

急がなくても大丈夫。根っこを育てる時間です。

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3

二十四節気

太陽のめぐりで一年を24に分けた、季節のこよみです。

春

立春
暦の上で春が始まる日
雨水
雪が雨に変わり、氷がとけはじめるころ
啓蟄
土の中の虫が目を覚ますころ
春分
昼と夜の長さが同じになる日
清明
すべてが清らかに、生き生きとするころ
穀雨
穀物をうるおす春の雨が降るころ

夏

立夏
暦の上で夏が始まる日
小満
草木が育ち、天地に満ちはじめるころ
芒種
稲や麦など、穂の出る種をまくころ
夏至
一年でいちばん昼が長い日
小暑
暑さが本格的になっていくころ
大暑
一年でいちばん暑さが厳しいころ

秋

立秋
暦の上で秋が始まる日
処暑
暑さがおさまりはじめるころ
白露
草木に朝つゆが宿りはじめるころ
秋分
昼と夜の長さが同じになる日
寒露
つゆが冷たく感じられるころ
霜降
朝晩に霜が降りはじめるころ

冬

立冬
暦の上で冬が始まる日
小雪
初雪が舞いはじめるころ
大雪
本格的に雪が降りはじめるころ
冬至
一年でいちばん夜が長い日
小寒
寒の入り。寒さが増していくころ
大寒
一年でいちばん寒さが厳しいころ

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4

月の名前

月の満ち欠けの名前です。

新月
月がいちど姿を消して、新しいめぐりが始まる日
二日月
新月のあと、はじめて夕空に見える細い月
三日月
夕方の西の空に浮かぶ、細い弓の月
上弦の月
右半分が光る半月。これから満ちていく月
十日夜の月
満月へ向かって、ふくらんでいく月
小望月
満月の前夜の、ほとんどまるい月
満月
まんまるに満ちた月。めぐりの頂点
十六夜の月
満月の翌晩、少し遅れてのぼる月
下弦の月
左半分が光る半月。少しずつ欠けていく月
有明の月
夜明けの空に残る、細くなっていく月

森の翻訳(満月)

今日は空を見上げたくなる夜。

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